

| 導入の背景 | 新規導入 | 
|---|---|
| 診療科 | 内科・循環器内科 | 
| 導入機器 | ECG Explorer500X2 PC-ECG クラウドビューア | 
 
 
在宅医療を中心とする診療所を運営しており、訪問診療の場で心臓の評価を行う一環として導入しました。紹介元から不整脈や虚血性心疾患などの病名がある患者さんが多いにもかかわらず、在宅では心臓に関する客観的なドキュメントが限られていたためです。
 
 
導入後3ヶ月が経過しましたが、診療の幅が非常に広がったと感じています。突発的な使用機会は少ないものの、待機的に心電図を記録するという形で活用しています。
この製品の最大の利点は、ポータブルで持ち運びが非常に簡単な点です。また、価格も30万円前後と導入のハードルが低いのも魅力です。看護師でも心電図が取れるため、医師が行かなくても情報収集が可能になり、効率化にもつながっています。さらに、電子カルテへの貼り付けやクラウドを介したデータ取り出しが可能で、汎用性があります。心電図にある程度の検査結果コメントも記載されるため、専門医でない先生方にも有用でしょう。
 
 
電子カルテや医療機器を選定する際は、導入コストの低さと利便性、汎用性を重視すべきです。特に在宅医療を視野に入れるなら、ポータブルであることは重要です。このPC-ECGについては、現状ノートPCでの運用のみなので、今後タブレットやスマホで運用できるようになれば、さらに利便性が向上すると期待しています。