「歯科診療所に12誘導心電図は不要である。」という方も多くいらっしゃいますが、予てより有事の際に早期の12誘導心電図が有用であることを聞かされておりましたため、緊急時の対応用に診療所には、ECG Explorer 500Aを常備しておりました。
近年、在宅介護の増加に伴い訪問歯科診療の需要も増え、当院でも対応を開始しました。
訪問診療に持参する器材を選定している際に、ECG Explorer 500Aも持参しようと思っておりましたが、医科の診療と比較し歯科治療は器材も多く、限られた人数で訪問するには可能な限り器材を減らす必要があるため、断念せざるを得ませんでした。
しかし、この度、アンドロイドタブレットでも使用可能となり、早速NEC Tab S TS507(7inch)を購入しました。
届いたときに、7インチのタブレットでは見難いかと思いましたが実際に画面を表示してみると、画面がとても鮮やかでPCと変わらなく感じました。
コンパクトになったため、訪問診療の際にAEDとともに持参する救急バック内に納まり、診療室同様安心を持参して訪問診療に伺うことができるようになりました。
使用頻度から考えると歯科診療所に12誘導心電計を設置することは贅沢なことなのかもしれませんが、見えない安心、安全を提供するためには、ぜひ歯科診療所にも普及してくれれば良いと願っております。