湖山クリニック様では、ORCAとRS_Baseを導入されており、弊社の心電図連携システムに興味を持って頂き、導入頂きました。
※ ORCAとの連携はORCAの標準機能であるCLAIM電文を用いての連携
※ RS_Baseへは心電図データ(JPEG)の自動ファイリング連携
受付でORCAに登録された患者様の情報が心電図のデータベースに自動登録され、また、保存した心電図レポートはRS_Baseへと自動ファイリングされます。院内ネットワークの無線LANで院内のどの場所にいても心電図検査ができ、どの場所からでもORCAとRS_Baseに連携できます。(図1)
■三栄メディシス
この度はECG Explorer 500をご導入下さいましてありがとうございます。
導入の決め手は何でしたか?
●冨増院長先生
当院では検査データのデジタル化を進めており、心電図のデータもデジタル保存を検討中に、三栄メディシスのECG Explorer 500を知り、当院にはうってつけと思い、購入を検討しました。
実際にデモを見せてもらうと操作も非常にシンプルで簡便なところ、そしてコストパフォーマンスも導入の決め手となりました。また、さらに当院ではレセコンのORCAとファイリングソフトのRS_Baseを使用しており、三栄メディシスの心電計が両方のシステムに連携しているので、非常に興味深いと思ったことがきっかけでした。システム連携で診察の効率が上がると思い購入しました。
■三栄メディシス
ORCAとECG Explorer 500の連携について、実際に運用されていかがですか?
●冨増院長先生
心電図の患者情報の入力の際にORCAで登録した情報が心電計に自動登録されることにより、入力間違いのないことが非常に便利に思います。ID番号や氏名、生年月日の入力でヒューマンエラーもありますので。また、ID番号のみで検査をする患者様情報を呼び出せる手軽さがとても使い易いです。
現場で使用する看護師も操作が簡単で使い易いと言ってくれています。
■三栄メディシス
ありがとうございます。では、RS_BaseとECG Explorer 500の連携についてはいかがですか?
●冨増院長先生
RS_Baseは内視鏡やエコーの画像、血液検査データなど様々なデータをファイリングし、大変重宝しています。心電図データは今まで専用紙を専用棚に保管していましたが、心電図データも自動ファイリングできることは医師からすると非常に便利です。診察室から離れている検査室で検査をした心電図データがすぐにRS_Baseで閲覧できるので、ありがたいです。
■三栄メディシス
導入前と比べ、変わったことはありますか?
●冨増院長先生
診察の効率が上がりました。検査後に心電図を紙ベースで看護師から受け取り、過去のデータを見たい場合は専用棚から引っ張り出して来たりと労力が必要でしたが、今後はRS_Baseでデジタルデータとして管理しているため、データの検索も保管の労力もなくなると期待しています。導入してよかったと思います。今後心電図のデジタル保存やORCA、RS_Baseの導入を検討されている医療機関様がおられたら当院のシステムを実際に見に来て頂いても結構ですので、是非利用して下さい。
■三栄メディシス
ありがとうございます。その際は是非ご案内させて頂きたいと思います。
続きまして、実際に運用される循環器内科の久永先生にお話を伺いたいと思います。
早速ですが、ECG Explorer 500と他の心電計と比べて使用された感想をお聞かせ下さい。
●久永先生
まず、紙のデータではないので、長期の保存でも劣化せずに安心して保管ができるという事と前回のデータとの比較が容易にできることが循環器専門医からすると非常に重要視しています。もうすぐビューアソフトが完成すると聞いており、時系列での診断は非常に有用に思います。
■三栄メディシス
今後、ECG Explorer 500に期待することはありますでしょうか?
●久永先生
今後は、標準12誘導だけではなく、現在開発中であるVLP(心室遅延電位)や、TWA(T波交互現象)、HRV(心拍変動)など、コスト的にも一般開業医でする事が難しいと言われている検査もできるようになれば、患者様をより詳しく診察できるので、循環器専門医として期待したいと思います。
■三栄メディシス
ご意見ありがとうございます。
今後TWA、HRVなど高機能バージョンの開発も検討していきたいと考えています。また、心電図ビューアソフトも開発中で、時系列での診断も容易になりますので、是非ともご期待下さい。患者様、医療機関様の為に異常の早期発見に貢献できるよう、邁進していきたいと思います。今後ともプログラム向上の為、ご意見頂きます様宜しくお願いします。本日はお話を頂戴しまして誠にありがとうございました。