リハビリテーション医療では、心大血管リハビリテーション、脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、呼吸器リハビリテーションの4領域で医療活動をしています。そこで、神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 医療リハビリテーション学科においては、「呼吸・循環・代謝理学療法学」講義・実習で、心電図を測定し判読の方法を教えています。
ECG Explorer 500は小型軽量で、ノートパソコンに心電図を記録し保存することができます。測定時にパソコンをプロジェクターにつなぐことにより、測定中の心電図を教室のスクリーンに映し出しながら説明することができ、教材資料として活用することができます。テキストに掲載されている心電図を見ながら判読していくより、実践的な快い緊張感を学生に持たせつつ興味を持続させることができます。その場で電極の位置を変えることにより、心電図波形が変化することも教え、心電図の原理の説明にも活用できるので便利に活用しています。交流ノイズや筋電図等のフィルターも良好に機能しており、安心して活用できました。体験学習をさせる時にパソコンに慣れている学生には、操作が分かりやすく使いやすいと好評でした。また、「一体型の胸部誘導と四肢誘導ライン」を使用すると配線の絡まりもなく、容易に胸部に電極を設定配置でき、取扱い易いので便利でした。
臨床現場では、理学療法士が外来通院できない在宅療養者の住宅に訪問し、理学療法として関節可動域運動や筋力増強運動を指導したり、ベッド臥床患者の日常生活活動を指導しています。時々、運動時に息切れ感や不整脈を観察することがありますが、訪問時に心電計を持参することができなく、脈の不正状態を記録に残し、主治医に報告するにとどまっていました。脈だけでは、不整脈の鑑別ができず、患者の運動中のリスク管理や次回の理学療法にいかすことができませんでした。ECG Explorer 500は小型軽量で訪問時に容易に持参することができました。この度、不整脈中の心電図を記録し、病院に持ち帰り循環器科の医師の診断を仰ぐこともできました。
COMMENT
杉元教授の講義を学生の皆様と一緒に、受講させて頂き大変貴重な経験をさせて頂きました。
人体に電極を装着し、パソコン画面をプロジェクターからスクリーンに映し出し、実際の波形を全員で共有しながら解説されますので非常にわかりやすく、学生の皆様も熱心に受講されておられました。
杉元教授のお言葉にもありますように、実践的な緊張感の中で興味を持続させることでテキストではわからないことも「全員が参加できること」に有用性を感じました。
また、6色カラフル胸部電極は、学生の皆様に装着部位を色でわかりやすく覚えて頂けるようご使用頂いております。
このように教育実習の場面におきましてもECG Explorer 500は活用できるものであると評価を頂けることに大変うれしく思います。
私どもはあらゆる場面で、「絶賛」と言って頂けるような心電計にしていきたいと考えております。今後とも、宜しくお願い致します。