福岡県久留米市
こてだ小児科　籠手田 雄介 院長先生の体験談
ここまで便利になるとは思っておらず、本当に驚いております

　

 
私は、小児循環器を専門としており、心電図検査を院内で行うことは必須でありました。そこで、各社色々な心電計を検討しましたが、PC-ECGに決定した理由は以下の２点になります。
一つは、コンパクトであることです。看護師が使用するクラウド型電子カルテを見るためのノートPCが乗ったカートにスッキリ収まるコンパクトさは非常に魅力的でした。
また、コストパフォーマンスの良さも導入を決定した大きな理由の一つです。他社の心電計において、その他の医療機器と抱き合わせ価格などで、値段を下げることが可能なものもありましたが、価格面では圧倒的にPC-ECGが勝っておりました。
 
実際の使用してみた感想ですが、これまで勤務していた病院で使用していた他の心電計と変わりなく、良好な波形を提供して頂き、助かっております。ただ、１点不便な点がありました。それは、看護師が使用するノートPCに有線接続して使用しているため、私が業務で使用している診察室のPCには、ウインドウズの共有フォルダを介してJPEG画像として心電図を見ることとなっていた点です。
そのため、計測は画像を拡大して、モニターに定規を当てて測定するという、なんともアナログな方法を取っておりました。
 
しかしながら、今回クラウドビューアを導入し、その問題もすっきり解決致しました。２診ある診察室のどちらの電子カルテからも、ワンクリックで患者の心電図を閲覧できるだけでなく、クラウドビューアの計測機能で、デジタル測定できるようになりました。QT時間の測定が格段に早くなり、業務の捗り方が全然違うものになりました。
実は、導入前に、ここまで便利になるとは思っておらず、本当に驚いております。
 
ただ、クラウドビューアに完全に満足しているというわけではありません。以下の２点の追加機能が今後行われることを期待しております。
１点は、QTｃ計測です。現時点では、Bazett補正か、Fridericia補正のどちらかを測定前に選択する必要があるのですが、今後は常に同時に算出されると、小児患者の心電図をとる際に便利になるのではないかと思います。
もう１点ですが、P間隔、PR間隔、QRS間隔、QT間隔などの機械測定の妥当性を確認するため、１２誘導すべての波形を重ね合わせて表示し、どこからどこを測定したのか表示されるようになると助かります。