
導入の背景 | 新規開業 |
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診療科 | 内科・呼吸器内科・アレルギー科・緩和ケア内科 |
導入機器 |
ECG Explorer500X1 PC-ECG クラウドビューア |
連携電子カルテ | エムスリーデジカル |
当院がPC-ECG(12誘導解析機能付き心電計)を導入したきっかけは、従来の心電計に不満があったことと、スタッフの業務効率を高めたいという思いからでした。
パソコン上での操作・表示が可能な点に魅力を感じ、導入を決意しました。
実際に使用してみると、測定から記録、保存までの一連の流れが非常にスムーズで、作業負担の軽減を実感しています。
コピー用紙への印刷が可能な点もコスト削減につながり、診療の質を保ちながら経済的な運用が可能です。
クラウドビューアは、心電図データを院内・在宅・外来いずれでもすぐに確認できる体制を整える目的で導入しました。
電子カルテと連携することで、患者情報と心電図所見を同一画面上で参照でき、診断や過去データの比較が非常に容易になりました。
特に複数医師での情報共有や、他拠点での診療がある施設様には大きなメリットがあると感じています。
クラウドの利点は、物理的な制限を超えてデータの可搬性・即時性を確保できる点で、災害対策やバックアップの観点でも安心感があります。
これから開業を予定されている先生方には、医療機器選定の際に「現場の導線」「スタッフの操作性」「将来的な拡張性」を意識されることをお勧めします。
PC-ECGはシンプルな構成ながら高性能で、特に電子カルテとの親和性を重視される方には非常に適した機器です。
今後はさらなる解析機能やAI連携なども期待しており、日常診療を支える基盤として進化していくことを願っています。